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体のために採るべき塩と避けるべき塩がある、胎児にも影響を与える

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塩

Photo: undefined by Yair Aronshtam

 

私たちの生命は海から発祥したといわれています。

生物はもともと海の中で命を育み、塩分が含まれた海水で身体を満たすことで進化が進み、やがて4億2,000万年程前に海から陸へあがり、進化をかさねてきました。

地球上の生命誕生の歴史から見ても「塩」は大切なものであり、塩が無いと生命は維持できません。

  • 胎児は10億年の進化の過程をを10ヶ月で駆け抜ける

10カ月と10日間、胎児がこの世に生まれてくるまで母親のお腹の中で過ごしますが、胎児は、子宮の中で魚類から始まって両生類、爬虫類、哺乳類へと進化して生まれてくるといわれています。

受胎から約32日目に、まずは魚のような姿になります。
少し経つと両生類のような姿に。さらに、古代のネズミに似た原始哺乳類のような姿になり、やがて人間の姿になっていくのです

赤ちゃんは、10億年かかった生物の進化の過程を胎内でわずか 10カ月の期間で追体験してから生まれてくると言われています。

 

塩

 

子宮はまさに小さな宇宙といえるもので生命の神秘を感じさせます。

生命を誕生させた海の水は人体にとって必要な多くのミネラルを含んでいます。
わたしたちの身体を構成するおもな元素の組成は、海水の組成とたいへんよく似ています。

胎児は羊水に守られて生命をはぐくみ成長していくわけですが、その羊水は生命を誕生させた古代海水と同じ成分と言われています。

羊水は海の水と同様に多くのミネラルを溶かしたミネラル水であり、海水の約3分の1の塩分濃度を保っている塩水です。

したがって、羊水の塩分濃度がお腹の中の赤ちゃんの発育にも影響を与えます。
お腹の赤ちゃんに栄養を補給するにも塩分が必要であり、塩分濃度が低ければ赤ちゃんも成長できなくなります。

このようにいかに塩が私たちの命や体にとって必要な物であるかということが分かります。

 

ミネラルの重要性

体の代謝をコントロールしているのは、ミネラルと呼ばれる物質で、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどがです。

ミネラルは体に必要な5大栄養素の1つですが、体内で作り出すことができないので、当然食べ物や飲み物から摂取する必要があります。

本来、塩には豊富な種類のミネラルが含まれているのですが、現在スーパーなどで売られている安価に手に入る食卓塩にはほとんど入っていません。

それは製造の方法にあります。

 

<塩の種類>作り方による違いと特徴

塩

 

画像出典 奥能登塩田村

 

塩の製法によって大きく精製塩と天然塩に分かれ、それぞれ成分が異なっているのです

 

.精製塩

イオン交換方法と呼ばれています。塩を特別にすくいあげることのできる膜を使い、海水から「塩の成分だけを取り出す」方法です。

海水から電気分解でナトリウムイオンを抽出し濃い塩水をつくり、真空蒸発釜で煮詰めて作られたものが精製塩です。

天候に左右されず、大量生産できるため安価で作ることが出来、品質も安定しています。
しかし、ミネラルなどの成分が取り除かれ、ほぼ塩化ナトリウムのみ(99・5%以上)の状態になります。

「食塩」または「食卓塩」として売られています。

パッケージの表示で、工程に「イオン膜」「立釜」と記載されています。

塩化ナトリュームが99%を占めているものはもはや塩ではなくただの塩化ナトリウムにすぎません。

 

2.天然塩・自然塩

主に昔ながらの塩田などで自然に濃縮する製法で作られた塩で、塩化ナトリウムの純度が低く、その分、他のマグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルが多く含まれています。

工程に天日、平釜と記載されています。
天然塩の味はミネラルを多く含んでいるため、マイルドな塩気が特長です。

生産数が少なく手間もかかることから高価なものが多いようです。

天然塩の成分は、精製塩と比べると、
カリウムが約3倍、マグネシウムは15倍以上!

 

3.再生自然塩

工程の記載の欄に「溶解」と表示されているものもありますが、これは外国産の天日塩を輸入して日本で溶解させ、イオン交換方式でり作られた塩のことです。

加熱の際ににがりを追加してミネラル分を補い、成分調整しているのが特徴で再生自然塩です

精製塩に比べるとミネラルのバランスは良いですが、自然塩とは比べ物になりません。

 

  • ミネラルはナトリュームを排泄する

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天然の塩は人体に必要なミネラルが多数含まれており、体に有益なだけでなく血圧もコントロールする作用を持ちます。

「塩の摂りすぎ=高血圧」の塩とは自然塩、天日塩のことではなく、純度ほぼ100%の精製された塩化ナトリウムのことなのです

塩化ナトリウムだらけの「食塩」だとナトリウムばかりが摂れすぎるからなのです。

ミネラルに含まれるカリウムには塩分(ナトリウム)を排泄する働きがあります。
カリウムには、尿を出やすくする作用があり、尿が出る時にカリウムと同じ量の塩分(ナトリウム) を一緒に排出してくれます。

塩分を採りすぎと思われる方は野菜、果物、肉類、魚介類などの多くの食品にカリュームが含まれていますので、積極的に採るようにすると良いのですが、天然の塩を使えばこの重要なミネラルが全て含まれているのです。

天然の塩は体に有益なだけでなく血圧もコントロールする作用を持ちます。

 

厚生労働省の1日あたりの塩分摂取量の目標値
男性・・・・8g
女性・・・・7g

 

となっていますが、この値は精製塩の「塩化ナトリウム」の上限と考えてよいでしょう。

 

精製塩と自然塩を舐めて比べてみると、味の違いにびっくりします。
精製塩はしょっぱいだけですが、自然塩はまろやかで、甘味もあります。

甘さを感じるのはミネラルが含まれているからなのです。ナトリュームには甘さはありません。

塩はほぼ毎日使うものです。1日や2日では何の影響もありませんが1年365日使い続けた体への影響はどうでしょうか。

毎日使うものですから料理の味を引き立て、体にもよい塩について考えてみてはいかがでしょうか。

 

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