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高齢になると病気との付き合いは免れない、そして年寄りは痛いものなのだ

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“”未来を見つめて今を考える“

老人

年を取り加齢とともに抵抗力が低下するため様々な病気にかかりやすくなるため、複数の診療科にかかっている高齢患者さんはめずらしくない。

【事例】
糖尿病のためA内科医院に、心不全と心房細動のためB循環器科外来に、腰痛と膝の痛みのためC整形外科医院に通院中。

高齢期になるとかかりやすい代表的な病気としては以下のようなものがあげられる。

・脳血管障害(脳卒中・脳梗塞)
・心筋梗塞
・骨粗しょう症
・圧迫骨折
・変形性膝関節症
・脊柱管狭窄症(
・糖尿病と合併症
・関節リウマチ
・浮腫(むくみ)
・肺炎
・不眠症
・褥瘡

病名を聞くとイメージとして軽い病気だと思われがちだが、以下のように進行すると日常生活に影響を及ぼす病気もあります。

 

浮腫(むくみ)

むくみ

出典 SvullnaBen.se

 

浮腫(ふしゅ)とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候。浮腫み(むくみ)ともいう。

もちろん若い人でも、立ち仕事や長時間同じ姿勢でいると、血管から血液中の水分がしみ出しやすく、また血管内に水分が戻りにくくなり足にむくみが出ることがあります。

これは足の血流が滞るためむくみが起きやすくなるからです。

これが高齢者になると手足が冷えたり、運動不足などが原因で手足の筋力が低下したりすると、手や足の先に溜まった血液を心臓に向かって押し戻すことができず、結果として血液の循環が悪くなり浮腫が起きるようになります。

また心不全、肝硬変、甲状腺機能低下、静脈瘤、心臓病、加齢による心臓機能の低下、などの病気が原因で起こることがあります。
特に高齢者の場合には、原因が一つではなく複数の要因が合わさって起こる場合がとても多いです

心疾患の場合は下腿に浮腫が起こりやすく、肝臓病や腎臓病では顔・手・腹部に浮腫が起こりやすいです。

高齢になるに従って色々な病気同時進行で発生しやすくなるため薬のお世話になることが多くなり、薬の副作用が原因で浮腫が現れることもあります。

高齢になるとこのような浮腫に悩まされている方が思いの他多くいます。

Photo: undefined by Sergey Gabdurakhmanov

 

関節リュウマチ

リュウマチ

リュウマチと聞くと年を取れば誰もがかかりやすい軽度な病気と思われ勝ちですが、そうではありません。

ある日突然発症し、関節に炎症が続いて徐々に破壊されていき、やがては骨の変形にまで至りうまく動かなくなってしまう病気が「関節リウマチ」です。

症状が進み腫れや痛みが慢性化します。
いまだに原因がわからない部分が多く、予防や治療も難しい、大変な病気です。

人のからだには、細菌やウイルスなどの外敵からからだを守るしくみ ( 免疫 ) があります。
このしくみが異常を起こし、関節を守る組織や骨、軟骨を外敵とみなして攻撃し、壊してしまうのがリウマチです。

つまり自分の免疫機能が自分の関節を攻撃してしまうという免疫システムの暴走で起こります。
日本には、70万人~100万人の患者さんがいると考えられており、年齢別にみると、30代から50代の発症率が最も多いことがわかっています。

症状が進み手の指の関節が曲がってしまった場合顔を洗ったり、箸を持ったりすることも困難になり日常生活に支障をきたすようになります。
滑膜の炎症は、肩やひじ、股関節、ひざなど全身の関節に起こります。

世界中の学者が関節リウマチの原因究明に取り組んでいますが、リウマチの発病の原因は遺伝的な素因や外界からのなんらかの微生物による感染だとされていますが残念ながらはっきりとした原因はいまもってわかっていません。

そうした中、最近興味深い研究発表がありました。
歯周病と関節リウマチとの関係が最近注目されています。

2015年京都大学の医療チームが関節リュウマチ患者を調査し、歯周病と関節リュウマチとの関係性を示しました。
歯周病を持つ、関節痛患者は歯周病のない患者と比較し、2.7倍リュウマチになる可能性が高い結果が出たのです。

歯周病菌は口だけに影響をするものではなく、虚血性心疾患や脳卒中など全身のさまざまな疾患に影響を与えていることが知られています。
全身に影響をおよぼす感染症だということが世界中の常識になって来ています。

やはり歯磨きは大切です。

老人は痛い

年を取ると先ほど申し上げたように色々な病気を併発して患うことが多くなり、多い人では5つも6つも病気を併発することも珍しくありません。
そしてそれぞれの病気の痛みと付き合わなくてはならなくなる。

高齢期になるとかかりやすい代表的な病気として挙げた病気のうち痛みを伴うものを下記に列記しておきました。

体の痛みほど嫌なものはないが老いるとは痛みと共存していくことだということである。

>脳血管障害(脳卒中・脳梗塞)

脳卒中後の痛みとしびれは、後遺症の中でも最も多い脳梗塞の後遺症の症状と言われています。 骨粗しょう症 骨折にともなう痛み、と、骨粗しょう症自体による痛み

>圧迫骨折

骨折そのものや、背骨の変形による筋肉への負担が原因で、腰や背中が痛むことがあります。 変形性膝関節症 関節の軟骨が傷つくことで、関節に炎症が起こり痛みが生じる

>脊柱管狭窄症

脊柱管(背骨の中の空洞)が狭くなり、神経が強く圧迫され、足腰の痛みやしびれとなって現れる

>糖尿病と合併症

糖尿病性神経障害に伴う疼痛 末梢神経がダメージを受ける糖尿病神経障害では、手足に「ぴりぴり」「じんじん」といった痛みやしびれが左右対称にあらわれます
合併症により 人工透析、失明、足の切断も‎

>関節リウマチ

腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じる

>浮腫(むくみ)

リンパ浮腫は痛みを伴わないことが多いのですが、むくみが急に進んだときには痛みを感じることがあります。

高齢者は複数の病気にかかっていることも多いものです。
病気がたくさんあれば、お薬の種類も増え、相互作用の起こるリスクも高くなります。

病気の数が増えれば増えるだけ、それに伴う病気の痛みが増え、体のあちこちが順番に痛くなって来る。

老人とは痛いものなのだ。
老人と痛みは切っても切り離せないものになってくる。
年を取るに従い目が衰え、歯が衰え、そして次に様々な痛みと付き合うことを余儀なくされる。

このように年寄りは痛いものなのです。

このような痛みとは全く無縁に障害を終える人も中にはいますが、それは宝くじに当たるような確立です。

加齢と供に色々な病気を併発するため医療費の占める割合が高くなってきます。

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